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セルジオ・メンデス Sergio Mendes
JUGEMテーマ:Bossa Nova

3/31に待望のニューアルバム『Bom Tempo』がリリース
ということで今回の特集は…

「マシュ・ケ・ナダ」[66年]をはじめ数々のカヴァーヒットを通じて
ボサノヴァを世界的ポピュラリティを得るレベルにまで押し上げた
ブラジル音楽の伝道師

 セルジオ・メンデス Sergio Mendes
セルジオ・メンデスの代表曲「マシュ・ケ・ナダ」は、おそらく誰もが1度は耳にしたことがあるだろう、ボッサの超定番曲です。でもこの曲、実はジョルジ・ベンというブラジル歌手のカヴァーなんですね。しかもこの曲でセルメンは歌うわけでもピアノソロをバンバン弾くわけでもなく、ただただバッキングピアノに徹するのみです。

セルメンはほとんど自分で曲を作りません。プロデュースを他人に委ねることも多い。じゃあこの人の魅力は何というと、それはこの「マシュ・ケ・ナダ」に象徴される、プレイヤー、そしてアレンジャーとしての才能・手腕に尽きます

ジョルジ・ベンのオリジナル、(メンデスより先にカヴァーした)タンバトリオのカヴァー、そしてセルメンのヴァージョンを比べたら一発でわかると思うのですが…セルメンver.がダントツでカッコよく、キャッチーでグルーヴィーその秘密はキッチュな女性コーラスと、バネのあるピアノのコードリフにほかありません。この再構築のバランスが絶妙なんですね

  Mais Que Nada / Jorge Ben [63]

  Mais Que Nada / Tamba Trio [64]

  Mais Que Nada / Sergio Mendes & Brazil '66 [66]


The Swinger From Rio 〜ジャズピアニスト時代のセルジオ・メンデス〜

Dance Moderno / Sergio Mendes [61]
Quiet Nights / Sergio Mendes [63]
Voce ainda nao ouviu nada! / Sergio Mendes & Bossa Rio [63]
Bossa Nova York / Sergio Mendes Trio [64]
The Swinger From Rio / Sergio Mendes [64]
Brasil '65 / Wanda de Sah featuring the Sergio Mendes Trio [65]
The Great Arrival / Sergio Mendes [66]

41年ブラジル生まれの、ボサノヴァの洗礼をガッツリ受けたジャズピアニスト=セルジオ・メンデス。彼がその名を世界に知らしめるきっかけとなったのは、62年、初リーダー作『Dance Moderno』でデビューした直後のことでした。同年11月、ニューヨーク・カーネギーホールで行われた"ボサノヴァ(ニュー・ブラジリアン・ジャズ)"コンサートに出演、ブラジルのジャズピアニストとして注目を集めた彼はこれを期に活動拠点をアメリカに移します

ちなみにボサノヴァは、映画「黒いオルフェ」[57年]以降、アメリカのジャズミュージシャンの間でも話題になっていたのですが、広く知れ渡るきっかけとなったのがこの"ボサノヴァ"コンサートでした。観客席にはマイルス・デイヴィスやディジー・ガレスピーもいたといいますから、いかに注目だったかが窺えます。そしてコンサート自体は大成功、ボサノヴァは国際的評価を得ることとなり、セルメンだけでなく、同じく出演していたジョアン・ジルベルト、アントニオ・カルロス・ジョビンもまた一気にブレイクするわけです。まるでM-1で優勝した芸人さんのように。


Brasil '66 〜60年代後半のセルジオ・メンデス〜

Sergio Mendes & Brasil '66 [66/#7]
Equinox / Sergio Mendes & Brasil '66 [67/#24]
Sergio Mendes' Favorite Things / Sergio Mendes [67]
Look Around / Sergio Mendes & Brasil '66 [67/#5]
Fool On The Hill / Sergio Mendes & Brasil '66 [68/#3]
Crystal Illusion / Sergio Mendes & Brasil '66
[69/#33]
Ye-Me-Le / Sergio Mendes & Brasil '66 [69/#71]
Stillness / Sergio Mendes & Brasil '66 [70/#130]

66年、セルメンはにこれまでの直球ボッサ/ジャズ路線から大きく路線変更すべく、女声コーラスをフロントに据えたヒップなボッサグループ"セルジオ・メンデス&ブラジル'66"を結成その再デビュー作『Sergio Mendes & Brazil '66』が、なんと全米チャートに126週間もランクされる大ヒットを記録します(最高位7位)セルメンの英断はいきなり吉と出たわけです。さらに「The Look Of Love」(バート・バカラック)[67/#4]・「Scaborough Fair」(ビージーズ)[68/#16]・「The Fool On The Hill」(ビートルズ)[68/#6]といったヒット曲をボッサアレンジでカヴァーしてヒットを連発、ピークを迎えます。


   Sergio Mendes & Brasil '66

 66年発表 [米7位(ジャズ2位)]
  Day Tripper


セルメンの、というかボサノヴァの定番といえる、ブラジル'66名義の1作目。もちろん目玉は、冒頭で紹介した「Mais Que Nada」なんですが、ほかの曲も捨て曲ゼロトータル25分、一気に聴けるボッサのマスターピースです。「One Note Samba」「Agua De Beber」といったジョビン作品の直球カヴァーで守りを固めつつ、「Day Tripper」(ビートルズ←間奏のピアノソロ、メッチャカッコイイです)など、ポップス曲のグルーヴボッサカヴァーで派手に攻めるセルメン渾身の1枚。当時の流行りの楽曲をボッサテイストでカヴァー、という芸風がここで早くも確立。アレンジはセルメン、プロデュースはハーブ・アルパート。


   Look Around
/ Sergio Mendes & Brasil '66
 67年発表 [米5位(ジャズ2位/R&B16位)]
  The Look Of Love


デイヴ・グルーシンをストリングスアレンジに起用した、ブラジル'66名義の3作目。「The Look Of Love」をフィーチャーしたこの作品で、ブラジル版バカラックサウンドともいえるセルメンサウンドの雛形を確立、最大ヒットアルバムとなる次作『The Fool On The Hill』につながるわけです。プロデュースはハーブ・アルパート、アレンジはセルメン&デイヴ・グルーシン。ちなみに『The Fool...』ではなくコレを選んだのは、ジャケットが全作品中いちばんカッコイイからです


Brasil '77 〜70年代のセルジオ・メンデス〜

Pais Tropical / Sergio Mendes & Brasil '77 [71/#166]
Primal Roots / Sergio Mendes & Brazil '77 [72/#164]
Love Music / Sergio Mendes & Brazil '77 [73/#116]
Vintage 74 / Sergio Mendes & Brazil '77 [74/#176]
Sergio Mendes [75/#105]
Homecooking / Sergio Mendes
& Brazil '77 [76/#180]
Sergio Mendes & The New Brasil '77 [77/#81]
Brasil '88 / Sergio Mendes [78/#-]
Magic Lady / Sergio Mendes Brasil '88 [79/#-]
Alegria / Sergio Mendes [80/#-]

ボサノヴァブームが過ぎ去った70年代は、アメリカに進出したブラジル人アーティストにとって不遇の時期でしたそれぞれが脱ボッサな音楽性を模索する中、セルメンはニューソウルやブラジリアンフュージョンといった、都会的でコンテンポラリーなサウンドを指向していきます。そして時代とともにブラジル'77⇒ニューブラジル'77⇒ブラジル'88とグループ名を更新、70年代の終焉とともにグループ名も消滅しソロに完全移行します。



   Vintage '74
/ Sergio Mendes & Brasil '77
 74年発表 [米176位]
  Don't You Worry 'Bout A Thing


70年代のセルメンの重要キーワードはズバリ、スティーヴィー・ワンダーブラジル音楽をうまく取り込んで全盛期を迎えていた彼の存在は、低迷期のセルメンにとって希望の光だったはずで…この作品でスティーヴィー楽曲を3曲もカヴァー。なお、セルメンは次作となるソロ『Sergio Mendes』[75年]でもさらに3曲を取り上げています。フィフス・ディメンションやトム・ウェイツを手掛けたヒットメイカー=ボーンズ・ハウが前作に続きプロデュース。


   Sergio Mendes & The New Brasil '77

 77年発表 [米81位]
  The Real Thing


ボサノヴァ要素はもはや消費税以下のブラジリアンソウル。この作品のキモは、『Vintage'74』以降交流を深めてきたスティーヴィー・ワンダーからの楽曲提供2曲90年代のレアグルーヴ再評価において一気に脚光を浴びた「The Real Thing」、全盛期のスティーヴィーテイストを凝縮した美メロ曲「Love City」。さすがにやりすぎ感の否めないシカゴのカヴァー「Love Me Tomorrow」「If You Leave Me Now」のマイナス分を余裕で補う、この2曲の有り余るスバラシさゆえにセレクトセルメン自身によるプロデュース。


Brasileiro 〜80年代以降のセルジオ・メンデス〜

Sergio Mendes [83/#27]
Confetti / Sergio Mendes [84/#73]
Brasil '86 / Sergio Mendes [86/#-]
Arara / Sergio Mendes [89/#-]

Brasileiro / Sergio Mendes [92/#-]
Oceano / Sergio Mendes [96/#-]

Timeless / Sergio Mendes [06/#44]
Encanto / Sergio Mendes [08/#60]
Bom Tempo / Sergio Mendes [10]

終始一貫して「ブラジル音楽をわかりやすい形に租借して」世界に発信し続けてきたセルメンですが、80年代以降の幅広さはもう雑多というか無節操というかまぁこれこそセルメンの魅力なんですが。83年、デヴィッド・フォスター風AOR「愛をもう一度(Never Gonna Let You Go)」が全米4位の大ヒットを記録。92年、驚愕のサンバアルバム『Brasileiro』で初のグラミー賞を獲得。そして06年『Timeless』・08年『Encanto』におけるウィル・アイ・アムとの異世代コラボ…と10年周期でシーン前線に復帰最新型のブラジル音楽を提示し続けています。


   Sergio Mendes

 83年発表 [米27位(R&B22位)]
  Never Gonna Let Me Go


低迷期のシカゴが、デヴィッド・フォスターをプロデューサーに迎えたバラード路線で再ブレイクしたのが82年のこと。おそらくセルメンはこの動向をいち早くキャッチしたはずでそんな狙いで作られたであろう、まさにフォスターがやりそうなAORヴォーカルアルバムがコレ。賛否両論あれど、「Never Gonna Let Me Go」が全米4位の大ヒットを記録、セルメンがこの作品で10年振りに前線復帰したのは紛れもない事実。
ちなみにこの「Never...」、よくアース・ウインド&ファイア(EW&F)「After The Love Is Gone」に似ていると言われますが、元々バリー・マン&シンシア・ウェイル夫妻がEW&Fのために書いた曲なのだそう。でも似すぎているからか結局採用されず、結局ディオンヌ・ワーウィックが歌うことに(『Friends In Love』[82年]収録)。セルメンはそれをカヴァーしたわけですね。


   Brasileiro
/ Sergio Mendes
 93年発表 [(コンテンポラリージャズ8位/ワールドミュージック1位)]
  Fanfarra


「ブラジル人」というタイトルにその意気込みが凝縮された、セルメンが再び真っ向からブラジル音楽に挑んだ93年作品。新星カルリーニョス・ブラウンから重鎮イヴァン・リンスまで新旧ブラジル音楽のオイシイところを全面フィーチャー、セルメンはクインシー・ジョーンズの如くトータルプロデュースに終始徹底。冒頭「Fanfarra」での、総勢100名による大地を揺るがす弩濤のパーカッションサウンドがなんといっても衝撃的Simply Red「Fairground」のサンプリングネタ、あるいはTHE BOOM「風になりたい」の元ネタとしても有名な、まさにリオのカーニヴァル的作品。


   Timeless
/ Sergio Mendes
 06年発表 [米44位(R&B39位)]
  Mais Que Nada feat. Black Eyed Peas


セルメンの大ファンだったというウィル・アイ・アムのラブコールを受けて、ブラック・アイド・ピーズ(BEP)「Sexy」(ジョビン「How Insensitive」のカヴァー/『Elephunk』[04年]収録)にピアノで参加したのが最初。それをきっかけに今度はセルメンからウィル・アイ・アムにプロデュースをオファーして実現した、新旧織り交ぜたボサノヴァ×ヒップホップの奇跡の融合作BEP4人のラップが全面フィーチャーされた「Mais Que Nada」、盟友スティーヴィー・ワンダーのハーモニカが全面フィーチャーされた「Berimbau」といったセルメン定番曲の00年代仕様だけでなく、半分が新曲というところがセルメンの現役感の表れその後08年には再びウィルとともに、ジョビンからカルリーニョス・ブラウンまで新旧ブラジル珠玉の名曲を多数取り上げた続編『Encanto』を発表。

 [ボーナストラック] まっぴらロック / Crazy Ken Band [02年]
「マシュ・ケ・ナダ」と演歌をマッシュアップするというウィル・アイ・アムの3年先を行っていたクレイジーケンバンド「まっぴらロック」。インパクトもクオリティも個人的にはコッチのほうが10倍勝ってると思います
| overseas S, T, U | 00:00 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
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colさん、コメントありがとうございます。

colさんのブログも拝見しました。
未体験ゾーンな音楽が数多く紹介されていて...
癖になりそうです。

またお邪魔させていただきます彡
| tkst | 2010/07/21 1:14 AM |

はじめまして

セルメンってピアノでバッキングしているだけでもカッコ良いですね

街中で一瞬耳にするだけで「ん?」って反応してしまうような

そんなに熱心なファンでは無かったのですが、これから少しづつ揃えていきたいです
| col | 2010/07/18 8:41 PM |










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