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マルコス・ヴァーリ Marcos Valle
JUGEMテーマ:Bossa Nova 


もしかしたら心身がこういう癒し音楽を欲しているのかも…
最近ドップリハマっているのがこの人。

アントニオ・カルロス・ジョビンの流麗な作曲センスと
セルジオ・メンデスの幅広いポップセンスを兼ね備えた
ブラジルを代表するポップスマエストロ

 マルコス・ヴァーリ Marcos Valle
1943年、リオ・デ・ジャネイロに生まれたマルコス・ヴァーリ。58年・15歳の頃、ジョアン・ジルベルトの登場で一気にメジャーとなったボサノヴァにマルコスもまた没頭するのですが…18歳のとき、ロベルト・メネスカルにギターレッスンを受けた際、「別に教えることはない。逆にキミが人に教えたらいい」と言わしめ、さらに作家として仕事を始めたばかりの64年、ミルトン・ミランダ(オデオンのディレクター)に「ほかの人に歌わせるより、キミが歌うべきだ」と言わしめデビューに至ったという男ットコ前なエピソードどおり、まさに音楽的才能のカタマリだったようです。しかもこの人、弁護士になるべく大学に通う一方、サーフィンの腕前もプロ級だったらしく、弁護士!?サーファー!?音楽家!?と迷いに迷った上で音楽を選んだのだそう。彼の多彩な音楽性をまさに象徴するエピソードです。

こうしてマルコスは64年にソロデビュー、1st『Samba Demais』[64年]・2nd『O compositor e o cantor』[65年]を、旧友でもあるアレンジャー=エウミール・デオダートとのコンビで次々発表、良質ボッサを量産する新星シンガーソングライターとしてブラジルで一躍注目の存在となります

65年、すでにアメリカを拠点に活躍していたセルジオ・メンデスに招かれ渡米彼の全米ツアーに同行するなどボサノヴァブームの渦中を過ごします。そして66年にはブラジル時代のヒット曲「Samba do Verão(サマー・サンバ)」をオルガン奏者ワルター・ワンダレーがカヴァー、なんとポップチャートの1位を記録する大ヒットにそしてマルコス自身も全編インストの3rd『Braziliance!』[67年]・ボッサのマスターピースの定番でもある4th『Samba '68』[68年]を発表、"ポスト・ジョビン"としてアメリカでも大きく受け入れられることになります。

こうしてアメリカでの成功を手にしたマルコスは、69年ブラジルに凱旋帰国するのですが、すでにボサノヴァブームは下火にそこでマルコスは、当時のブラジル軍事政権に対するメッセージ色濃厚な5th『Viola Enluarada』(タイトル曲はブレイク前のミルトン・ナシメントとのデュエット)[68年]・ィヨコワケハンサムな作曲家から真っ赤なムスタングを乗り回すチャラ男に見事転身したジャケット同様、音楽性もフルモデルチェンジしたカッコイイ6th『Mustang cor de sangue』[69年]などなど…これまでのジョビン直系のボサノヴァシンガーソングライター路線にこだわらず音楽幅をグ〜ンと広げて、ブラジル大衆音楽(MPB)の見本市のごときヴァラエティな作品を量産していきます

時を経て75年、マルコスは再び渡米 サラ・ヴォーン(『I Love Brazil』[77年])やシカゴ(『Chicago 13』[79年])と共演/楽曲提供、さらにシカゴつながりでリオン・ウェアともコラボしたりと、柔軟かつ幅広い活動を展開。そのシカゴとリオン・ウェア全面参加の『Vontade de rever voce』[81年]・『Marcos Valle』[83年]といった、LAフュージョン要素も多分に含んだ、ブラジリアンポップの"ポップ"により力点を置いた良質ポップスを量産していきます。がしかし…デオダートとの17年振りの共演を含む『O Tempo da gente』[86年]を最後に音楽シーンの前線から離脱してしまいます

80年代後半以降は、ほとんど音沙汰のなかったマルコムですがUKや日本のクラブシーン発信の再評価熱にあおられる形で、(UK・日本限定で)12年振りのアルバム『Nova Bossa Nova』[00年]で復帰以降『Escape』[01年]・『Contrasts』[03年]といったクラブボッサな充実作をコンスタンスに発表。そしてやがて逆輸入的に本国ブラジルでも再評価が高まり、「Previsao do tempo」(『Previsao do tempo』[73年]収録)・「Brazil×Mexico」(『Marcos Valle』[74年]収録)のセルフカヴァーを含むインストアルバム『Jet Samba』[05年]からは本国ブラジルでもリリース。以降セルフカヴァー&リミックス『The Remix Album Vol.1』[06年]、ライヴアルバム『Conecta ao Vivo No Cinematheque』[08年]で自身のキャリアを総括しつつ、セルソ・フォンセカとの世代を超えたコラボ作『Pagina Central 』[09年]、そして今年5月末発表予定の待望の新作…と現役バリバリのバイタリティでもって次々と作品をリリース ブラジル音楽最高峰のリヴィングレジェンド=現在67歳のマルコスは、ここにきて再び全盛期を迎えているようです。


マルコス・ヴァーリのアルバム 厳選6枚


   Samba '68
[68年]
  Samba de Verão (サマー・サンバ)



アメリカデビューを果たしたマルコスが、ブラジル時代の代表曲を、当時の奥様アナマリアと英語詞で歌い直した珠玉の名盤。「So Nice(サマー・サンバ)」、テイ・トウワやbirdのカヴァーでも有名なクラブボッサ「Batucada(バトゥカーダ)」をはじめ、ボサノヴァ期のマルコスのオイシイところが凝縮されたマスターピースです


   Mustang cor de sangue
[69年]
  Mustang cor de sangue (血の色のムスタング)



アメリカでの生活を経て凱旋帰国したマルコスが、前作までの流麗なボサノヴァ路線から大幅路線変更、アメリカンポップスを雑多に標榜したマイルストーン的作品「血の色のムスタング」という邦題がすでにカッコよすぎるタイトル曲、グルーヴピアノが高揚感を醸す「Azimuth」など、いなた〜いモンド/ラウンジ感が全編ほとばしる名盤 CKB横山剣サンがいろんなところで推していたのでそれで知ったという人も多いはず(ボク含めて)。


   Marcos Valle
[71年]
   Ele e Ela (彼と彼女)



90年代末、クラブ発信で起こったマルコス再評価の対象は特に70年代の作品だったのですが、中でも日本で特に熱かったのがこの作品。フランシス・レイ「男と女」を思い起こさずにはいられない、甘〜いスキャットがキモのブラジリアンジャズワルツ「Ele e Ela(彼と彼女)」、レアグルーヴ世代にドンピシャハマった、オーケストラとスキャットがヒップに絡む「Freio Aerodinamico(空気力学的ブレーキ)」などなど、ミルトン・ナシメントのバックバンド=ソン・イマジイナリオとのコラボから生まれた、渋谷系(死語)な逸品

 
   Previsao do tempo
[73年]
   Previsao do tempo (天気予報)



メロウグルーヴの極みなマルコスの最高傑作。プールに沈むマルコムはただただキモイがタイトル曲(邦題「天気予報」)やデオダートとの共作「Nao Tem Nada Nao」などに顕著な、エレピやシンセが醸し出す浮遊感は、そのジャケットまんま水中ですべてを身を任せているかのような心地よさ。そして「Mentira」での、スパイスの如く顔をのぞかせるクロいファンク要素も隠し味。ちなみに、マルコスに感銘を受け「Azimuth」(『Mustang...』収録)をグループ名としたフュージョンバンド"アジムス"(「クロスオーバーイレヴン」のテーマで有名)がバックを担当。


   Vontade de rever voce
[81年]
   Bicho No Cio (さかりのついた動物)
     ↑なんちゅうタイトルやねん


リオン・ウェア+シカゴが全面参加再渡米して培った交友関係をフル活用した、81年発表の良質ブラジリアンAOR。マルコム+リオン+ピータ・セテラの共作曲「Baby Don't Stop Me」(リオン『Rockin' You Eternally』収録)をポルトガル語でセルフカヴァーした「Paraiba Nao E Chicago(パライーバはシカゴじゃない)」、オージェイズ「I Love Music」のパクリ以外の何物でもない「Pecados De Amor(愛することの罪)」をはじめ、このクロスオーヴァーなアーバンソウル感覚は、「ポップすぎ・軽すぎ」と批判的にみられることが多いみたいですが、もっともっと再評価されてもいいのではそしてこのリオン・ウェア+シカゴとのコラボは、次回作『Marcos Valle』(←3度目のセルフタイトルドアルバム)でも踏襲。


   Escape
[01年発表]
   Escape (Kashmeer Brothers 2007 remix)



マルコスの前線復帰第2弾。冒頭のスキャットからハートを持っていかれてしまうタイトル曲をはじめ、アジムスとの久々コラボによる鉄壁ブラジリアン・メロウグルーヴと、UKの重鎮DJたちも参加したクラブサウンドとの折衷が絶妙


 Marcos Valle Discography

Samba demais [63年]
O compositor e o cantor [65年]
Braziliance! [67年]
Samba '68 [68年]
Viola enluarada [68年]
Mustang cor de sangue [69年]
Marcos Valle [70年]
Garra [71年]
Vento sul [72年]
Previsao do tempo [73年]
Marcos Valle [74年]
Vontade de rever voce [80年]
Marcos Valle [83年]
O Tempo da gente [86年]
Nova Bossa Nova [99年]
Escape [01年]
Contrasts [03年]
Jet Samba [05年]
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はじめまして。
充実の文章、圧倒の内容に感動しております。

突然のお願いを恐れ入ります。
Marcos Valle「Mustang Cor de Sangue」、国内版アルバム帯のコピーが強烈にとても良かったと聞き、探しております。
もしもtkst様がお持ちでいらっしゃいましたら、どうか共有いただけませんでしょうか?
| anonymass | 2013/03/06 11:47 PM |

シジョさん、コメントありがとうございます!

そのときの気分にもよりますが...
1枚選べとなるとやっぱり『Previsao do tempo』ですよねw
| tkst | 2011/04/24 4:27 PM |

貴重な情報ありがとございます。
本とにマルコスさんの音楽が好きな韓国のファンですが、
かなり情報がなくてこまりましたね。
日本語で情報があってよかったです&#9836;
ちなみにあたしはPrevisao do tempoを本とに好きです。
その浮遊感はもう最高ですよ。
| シジョ | 2011/04/24 12:47 PM |










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