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Milk And Honey...Decolated
JUGEMテーマ:ジョン・レノン 


Milk And Honey
-A Heart Play-
/ John Lennon Yoko Ono

1984年作品

今回は、このジョン・レノンの未発表曲集について
ちょっと変わった角度からのアプローチで書いてみました。


80年、5年の活動休止期間を経てシーンに復帰したジョン・レノンは、『Double Fantasy』含め3枚のアルバムを制作するつもりだったそうです。そう、『Milk And Honey』というのは、そんなジョンの当初の構想を、『Double...』セッションで遺した未発表曲+ヨーコサンの新曲という形で具現化した、"ヴァーチャル"ニューアルバムだったわけです。

ですが、そこに収められたジョンの"新曲"は、ラフスケッチ段階のリハーサルテイクだけあって、バンドアレンジが全然煮詰まりきっていない『Double...』に収録された、完璧なアレンジが施された珠玉の名曲群を耳にしている我々には、その落差にたまらないもどかしさを感じてしまうのです『Double...』のサウンドを頭の中で鳴らしながら、この曲にもたぶんこういう音が加えられたんだろうなぁ、などと妄想しながら聴いているという人も多いんではないでしょうか、きっと。

かつてフィル・スペクターが装飾に装飾を重ねて仕上げたビートルズ『Let It Be』[70年]から、スペクターの装飾を完全カットする!!というコンセプトのもと制作された『Let It Be...Naked(裸の・むき出しの)』[03年]のその逆パターンで、いつの日か『Milk And Honey』(のジョン楽曲)のコンプリートヴァージョン『Milk And Honey...Decolated (装飾された)』を聴いてみたいと思いません???



  I'm Stepping Out

たとえばアルバム冒頭を飾るこの曲。If it don't feel right~からの切ないコード進行がたまりませんが、『Milk...』ヴァージョンは、ここのパートのアレンジがいかにも目下模索中という演奏なんですね。『Milk...』リマスター盤に収録された、ジョンの仮歌とアコギのみによるデモテイクを聴くと、このパートのボッサコードの気持ちよさがより伝わると思うんですが、それだけにホントもどかしい

さらに演奏面での個人的好みを言うと、『John Lennon Anthology』ヴァージョンのほうが断然イイんですよ リズムセクションのグルーヴ感が、『Milk...』ヴァージョンでのベタ弾きとは対照的。もう段違いちょいちょい挟まれるアンディ・ニューマーク(ds)の神業シンバルワークや、トニー・レヴィン(b)のブイブイうねるグリッサンド(特に3'00"~の弩濤のフレーズ)とか、ホント鳥肌モノです

 I'm Stepping Out [home version]

 I'm Stepping Out ["Anthology" version]

「リンゴみたいにプレイしてくれシンプルにね」などと、ジョンはこのセッションにおいて、ミュージシャンたちに対してとにかくシンプルでライヴなプレイを求めたといいます。じゃあこのテイクは、シンプルじゃない・弾きすぎだから採用されなかったのかいや、たぶんヨーコサンは、冒頭のセリフを入れたくてあのテイクを選んだんだと思う。

だからこそ…複数のテイクのいいトコを抽出して繋ぎまくった『...Naked』の「I've Got A Feeling」、あのストイックなまでの編集でこれらを繋ぎ合せて、ぜひぜひコンプリートさせてほしい



  Borrowed Time

ジョンがボブ・マーリー「Hallelujah Time」(『Burnin'』/72年)を意識したというレゲエナンバー「Borrowed Time」。のちにホーンセクションを被せるつもりだったらしく、実際ジョンはそのホーンパートをパパパパォ〜って口で歌ってます(1'28"~)

これをコンプリートヴァージョンに仕上げるとなると、新たなオーヴァーダビングも若干必要かもしれませんね。あくまで最小限に留めるべきですが、当時の録音メンバー=アンディ・ニューマーク(ds)、トニー・レヴィン(b)、あるいはアール・スリック(g)に「この4小節分だけ弾いて」とかお願いして。

でもこういうのもレノン信者は目くじら立てて怒っちゃうんですかね、冒涜だって。



  Grow Old With Me

完成していたらジョンの代表曲になっていたにちがいない、とよく言われる未完の名曲「Grow Old With Me」は特にそう。収録されたのは、リハーサルテイク以前の宅録ヴァージョンですからね。「いっしょに年をとろう」と自分の伴侶に語りかける歌詞は、当時のジョンに迫る年齢になった今聴くと、実にグッときます

ジョンはこの曲に派手なオーケストレーションを施して、結婚式で流されるような曲にしたかったらしいのですが…ジョンの頭の中にはきっとビートルズ「Good Night」のような荘厳なアレンジがすでに鳴っていたんじゃないだろうか

ちなみにサザンオールスターズに「心を込めて花束を」という結婚式の定番曲があるんですが、両親に向けての曲という違いはあれど、どうも「Grow..」と同じニオイを感じるんですね。桑田サンが自分なりの「Grow...」コンプリートヴァージョンを作ったんじゃないかと、勝手にそう思ってるんですけどね。

98年、ヨーコサンは当時すでに引退していたジョージ・マーティンにこの曲のオーケストレーションを依頼します(『John Lennon Anthology』収録)。そのアップデイトヴァージョンはさすがの一言に尽きるんですが、でも…ジョンの単調なコード弾きのピアノ(とリズムマシン)と、マーティンの起伏の激しいエモーショナルなオーケストレーションが、やっぱり溶け合っていなんですよジョンの遺した音を残すことを主眼に仕上げるとどうしてもこうなるんでしょうけど、ジョンの脳内アレンジを尊重するなら、(ファンの方には怒られそうですけど)ジョンのヴォーカル以外はカットすべきだったんじゃないかと思うんですけどね。現在の技術で、宅録音源のヴォーカル"だけ"を抽出することが可能ならなんですけど、どうなんでしょう??

 Grow Old With Me ["Anthology" version]

 Grow Old With Me [home version]

あ、そうそう…94年、ビートルズのヴァーチャル再結成の元となった「Free As A Bird」「Real Love」の宅録デモとともに、実はヨーコサンはポールに「Grow...」も託していたらしいですねこの曲を完成させたいという思いは、ヨーコサンもやっぱり抱いていたんですね。でもすでに"ジョンの未完の名曲"として認知されているこの曲を、"ビートルズの曲"として完成させるのは違うとポールサイドが判断し、結局プレゼン落ちしてしまったのだそう。そりゃそうだ。フレディ・マーキュリーのソロ曲をクイーンがリメイクした「I Was Born To Love You」のように簡単にはいかないですよ、御大ビートルズだけに。

でももし仮に、この「Grow...」が『Milk And Honey』に収録されないまま時を経て、94年になってはじめてポールに託されていたなら…もうこれは確実に"ビートルスヴァージョン"が生まれていたでしょうね。そして実現していれば、「いっしょに年をとろう」と語りかける相手がヨーコサンではなく、ポール、ジョージ、リンゴの3人と当然解釈されるわけで…これはこれで感涙の名曲になっていたにちがいありません。



ここまで色々妄想を膨らませて書いてきましたが、「ヨーコサンの曲は無視かい」と思われる方もきっといらっしゃると思います。そうですよね、ヨーコサンの曲も込みで『Milk And Honey』なのに、その中のジョンの曲だけを抽出しているわけですから。

でもそもそもこのアルバム、ヨーコサンとのデュエットアルバム仕様にする必要があったんでしょうかたとえそれがジョンの構想だったとしても、その当人が亡くなってしまったわけですし、『Menlove Ave.』同様、ジョンの曲だけを未発表曲集としてリリースすればよかったんじゃないかと。そういう声は未だ多くあるようです。

ヨーコサンは81年6月、レノンショックで立ち直れなかったどのビートルたちよりも早く新作『Season Of Glass』を発表するのですが、ジャケットは何とジョンの血のりつきメガネ………そして84年になってデュエットアルバムでしょ?? ちょっとヨーコサン、さすがにやり過ぎでは???と世界じゅうがドン引きしたのは言うまでもありません。

恐らく多くの批判を受けたのでしょう。この次に発表された『Live In New York City』では、実際にライヴで演奏されたヨーコサン楽曲はもちろん、ジョンの曲でのヨーコサンのコーラス(絶叫)さえミキシングで完全にカット。「そんなに私の歌がイヤなのね、わかったわ」と逆ギレしたような異例の処理ですが…『Live...』は実際にヨーコサンもそこにいたんだから、カットする必要は全然なかったと思いますよ(喜んだ人も多いでしょうけど)。でも、ジョンの未発表曲集にヨーコサンの新曲を挿入する必要もまたなかったと思いますよ。
| ***John Lennon | 00:00 | comments(0) | - | pookmark |
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