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坂本龍一のアルバム。 #2


坂本龍一のアルバム #2 『ラスト・エンペラー』、そして「世界のサカモト」へ
 坂本龍一
 NEO GEO
 [87/7/1]

クリック 坂本龍一 /Risky [87]

実はビル・ラズウェルに渡す前に、東京でプリプロをやっていたんです。
そこで仮ドラムを入れたんですが、僕は今でもそっちの方が好きなんですよ(笑)。
ビルは基本的にアコースティック志向で
僕がバキバキに打ち込んでいたパートは、全部ボツにされてしまいました。
[坂本龍一/98]


ビル・ラズウェルを共同プロデュースに迎えて製作された
海外リリース前提で、ワールドワイドな活動を標榜した87年作品。

沖縄音楽やバリのケチャを取り入れたエスニックR&Bという
70年代の細野サンみたいな和洋折衷路線ですが…
ブーツィー・コリンズ(b)、トニー・ウィリアムズ(ds)、スライ・ダンバー(ds)をはじめ
ビル・ラズウェル人脈のゲスト陣がとにかく豪華!
教授はこの生音グルーヴがイマイチ好みじゃなかったらしいけど
個人的には、これこそこのアルバム最大の魅力かなぁと思います。

先行シングル「Risky」のムーディなヴォーカルは、なんとイギー・ポップ!
…ってかなり意外なコラボですが
最初の候補はなんと(もっと意外な)ピーター・ガブリエル!!だったと
当時教授がコメントしていた記憶が…聴いてみたかったですね〜。


 The Last Emperor ラスト・エンペラー 
 オリジナルサウンドトラック /音楽 坂本龍一、デヴィッド・バーン、コン・スー
 [88/1/21]

クリック 坂本龍一 /The Last Emperor [live/88]

教授がデヴィッド・バーンらとともに音楽を務めた
ベルナルド・ベルトルッチ監督の大ヒット作『ラストエンペラー』のサントラ。

そもそもベルトルッチ監督は、教授の手腕が未知数だったこともあり
安パイとしてデヴィッド・バーンを共同起用したようですが
結果的には、デヴィッド・バーン以上に
教授が世界的に認知される大きなきっかけとなりましたね〜。

当時、教授がこのサントラでアカデミー音楽賞を受賞したニュースは
まるでオリンピックで日本人が金メダルを獲ったみたいな熱狂ぶりで
大々的に報道された記憶がありますし…
このときからですね、「世界のナベアツサカモト」という形容をされるようになったのは。


 坂本龍一
 BEAUTY
 [89/11/21][JPN#14]

クリック 坂本龍一 /We Love You [live/94]

『ラストエンペラー』での世界的評価を経て
本格的に海外マーケットに打って出た、89年のソロ勝負作!

(ビル・ラズウェル色の強い『Neo Geo』に対して)
『Beauty』は自分のカラーが出ていますね。
80年代後半に、デトロイト・ハウスが出てきて
それに対してすごく反発していたことを覚えているんですよね。
そのころは機械的なビートを使いたくなくて
もっと有機的な要素を盛り込みたかったんです。
[坂本龍一/98]


…という教授のコメントの割に
結局この『Beauty』は、オリエンタルな生音グルーヴを前面に押し出した
そのビル路線をまんま推し進めたような、『Neo Geo』の続編的内容。
…心境の変化なんでしょうか。

さらに…「Calling From Tokyo」での、ブライアン・ウィルソン(!!)の参加をはじめ
↑その原曲インスト「Jazz#1」は、先がけて映画『ブラックレイン』挿入曲に
『Neo Geo』同様、ゲスト陣がまたまた豪華!!

そんな海外マーケット意識しまくりの内容ながら、スタッフゥ〜には
「サカモトの音楽は"ビューティ"だけど"ポップ"じゃない」
という受け止められ方だったようで…
海外ヒットには至りませんでしたが、評価は高かった作品。

クリック 坂本龍一 /You Do Me [90]



 坂本龍一
 Heartbeat
 [91/10/21][JPN#6]

クリック 坂本龍一 /Heartbeat [live/94]

ところが、90年代に入ったらその反発がなくなって、また機械でやりたくなった。
特に『Beauty』直後くらいに"ワールドミュージック"というジャンルが一般的になって
…みんながやり始めると嫌になってしまうんですよ。
[坂本龍一/98]


…ということで、前作までのエスニックテイストを排して
ハウスの手法を大胆導入したのが、92年発表のこのソロアルバム。

なんといっても、当時ディー・ライトで世界的ブレイクを果たしていた
テイ・トウワの貢献度が大!
教授の小難しさがいい意味で、わかりやすくポップにアレンジされていて
教授×テイ・トウワのコラボアルバムともいえるこの作品
最近特にフェイヴァリットです。

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こうして世界マーケットを標榜した活動を展開した教授ですが
音楽的評価こそ高かったソロアルバム以上に
『ラストエンペラー』以降受注が激増したサントラ仕事のほうが
俄然注目度が高かったのも事実で…

ヴァージン・アメリカと契約したんですが、その頃はある音楽を作ったら
世界中にディストリビューションが可能なレコード会社と契約すれば
自動的に世界のマーケットに出ると思っていたんです。
ところが同じヴァージンでも、アメリカはアメリカ、日本は日本というように
マーケットを縦割りにしていて、そう簡単にいくものではないということがわかりました。

そこで『Heartbeat』を作ったあとくらいに
「世界中にはいろんな国があるし
世界のマーケットを3つのブロックくらいに大きく分けて考えて
日本のレーベル、アメリカのレーベル………
というふうに細かくやらないといけないんじゃないか」と思ったんです。

ですから『sweet revenge』や『smoochy』などのアルバムは
日本というマーケットを自分の中で意識して作ったつもりなんです(笑)。
[坂本龍一/98]


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 坂本龍一
 sweet revenge
 [94/6/17][JPN#7]

クリック 坂本龍一 /Psychedelic Afternoon [live/94]

僕はこれまでサントラとソロを交互にやってきてるんですけど
客観的に聴くと、いろんな規制とか条件が多いはずの
サントラの方が訴求力の強いメロディを書いてる。

それに対してソロの方ではむしろ
自分の自然な欲求をあえてデコントラクションしていく
いわば実験のようなことをしてきたと思うんですよ。

今まではそういう二極構造があったんですけど
それをひとつにまとめたかったんです。
[坂本龍一/94]


…という教授のコメントのとおり、ソロとサントラ仕事を総括したような
日本のマーケット向けの、ポップな94年作品。

サントラでの叙情的コード感をポップスで表現すると…
ということから必然的にセレクトされた音楽フォーマットが
"ボサノヴァ×ヒップホップ"だったそうで
当時教授は「ローファイな音を目指した」とやたらと強調していましたが…

その頃流行っていた、70年代フリーソウルとかを聴きあさっていた
ボクの耳には到底"ローファイ"には聴こえず
「教授、スベってるわ〜」と当時は思いましたが
今聴くと、意外とイイです…ヴァーチャル・ローファイで。


 坂本龍一
 smoochy
 [95/10/20][JPN#28]

作る姿勢として、まず形(スタイル)から入らないようにしましたね。
ヒップホップっぽくしようとか、その「〜っぽく」というのを全部やめて
自分がいちばん出したい音の並びとかハーモニーを全部つめていく。
[坂本龍一/95]


…というスタンスの結果か、前作『sweet revenge』の続編的内容ながら
クラシカルでシンプルな佇まいの曲が目立つ、95年作品。

そしてこのクラシカルな音楽志向は、以降ますます顕著になっていって
昔からの教授の"ソロ"作品が好きな人にとっては(←ボクもそう)
ちょっと遠くに行ってしまった感が正直ありますね…
以降の作品もイイにはイイんだけど。


 discography #2: 1987-1995

1987
・サウンドトラック /オネアミスの翼 [87]
・坂本龍一 /Neo Geo [87/7]
1988
・サウンドトラック /ラスト・エンペラー The Last Emperor [88/1]
・坂本龍一 /Playing The Orchestra [88/12]
1989
・坂本龍一 /Beauty [89/11]
1990
・サウンドトラック /侍女の物語 The Handmaid's Tale [90]
1991
・サウンドトラック /シェルタリング・スカイ Sheltering Sky [91]
・坂本龍一 /Heartbeat [91/10]
・サウンドトラック /ハイヒール High Heels [91]
1992
・サウンドトラック /桃太郎 Peach Boy [92]
・サウンドトラック /嵐が丘 Wuthering Heights [92]
・サウンドトラック /ワイルド・パームズ Wild Palms [92]
1993
・YMO /Technodon [93]
・サウンドトラック /リトル・ブッダ Little Buddha [93]
1994
・坂本龍一 /Sweet Revenge [94/6]
・坂本龍一 /Sweet Revenge Tour 1994 [94]
1995
・坂本龍一 /Smoochy [95/10]

JUGEMテーマ:音楽
| ***YMO | 00:00 | comments(2) | - | pookmark |
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Ackkieさん、コメントありがとうございます。

教授のサントラ曲って、なんか盛り上げ上手な
コード進行・アレンジですよね。演歌的?というか。
| tkst | 2008/09/01 11:52 PM |

“教授”のサントラでは、マーラーなどクラシックも好きな僕にとっては「シェルタリング・スカイ」が映画の内容も含め、重くて鬼気迫るものがあり出色だと思っています。「1995」でのバージョンも素晴らしい出来ですね。
| Ackkie | 2008/09/01 2:10 PM |











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